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admin
季節・・いま夏にむかっているよね・・・?
(つд⊂)ゴシゴシ。


まえに書いていた逆チョコを出会いから書いてみました。

学パロアスカガです。




















第一章  バレンタインの翌日に来た転校生



2月15日、突然の転校生にクラスは大騒ぎになった。
なんでも、アプリリウスのザフト学園からの編入で、テストも全科目満点だったという。
王武中央もこの学区地域の中では一番の偏差値だが、この学校からはザフト学園には編入できないだろう。

しかも職員室で見かけたという子の情報からはかなりのイケメンだそうで、女の子はなおさらはしゃいだ。
あと1ヶ月もすればクラス替えのこの時期に選ばれたクラスはB組だった。
それなりに先生達の配慮もあったのだろう、このクラスはチームワークもよく、球技祭では二位に甘んじたが体育祭と校内陸上競技大会で優勝している。文化祭も大いに盛り上げた。
急な転校生を受け入れるには納得のいくクラスだった。
その中心人物だった委員長には、女子からの質問文をたくさん受け取っていた。
というか廊下側一番前の席の彼女の机にドサっ置かれていた。
信頼の厚い委員長は、朝練の後のシャワーでさっぱりしているのに、その机をみて顔が引き攣る。
「カガリ、頼むわよ。ホームルーム中にまとめて聞いてね。」
あーやっと来たーと友人2人が彼女に話しかけに来る。
「好きな科目とか食べ物とかはいいけど、なんだこの好きな女のタイプとか、彼女がいるかどうかとかメールアドレスとか。」
「最初から聞けるのカガリくらいだもん、そして恋路の邪魔し無さそうなとことか。そもそも片っ端から告白してくる男子を軒並み泣かせているカガリには。」
おっとこまえ~っと友人は茶化してくる。
「部活が忙しいのにデートとか出来ないだろ!相手に迷惑じゃないか。」
「普通は逆よねえ。」
ヒラヒラと質疑の用紙をミリアリアがめくっている。
情報よろしくとぱすっと追加分、手渡された。
「こんながり勉タイプ、別にフレイの好みじゃないだろ?」
前はキラがいいって言ってたくせに・・。結局はいとこのお兄ちゃんとか言う人が好きなんだろうなあとかこっそり思う。
「あら、委員長?『こんな』じゃないわよ。」
背後の扉がガラガラと開いて、担任のラミアス先生が入ってくる。うわっっと口をつぐんだのも遅かったと思う、後ろに藍色の髪の男子生徒がコチラを見ている。
うわあああああっっと内心も見た目もバタバタとカガリはしてしまう。
「ほらー席に着きなさい~予鈴鳴ってるわよー。」
転校生にクラスの全員が浮き足立っているのは当然だった。
みんな急いで席に着いた。
「みんなも知っていると思うけれど、ザフト学園から編入してきた、アスラン・ザラ君よ。」
ほんとに見目麗しいというか容姿端麗というか、・・夜の空のような髪と緑の瞳が凄く綺麗だ。
少女マンガに出てきそうな・・カガリに限っていえば、少年ヒーロー漫画に出てきそうなになるが、非の打ち所がないと、カガリでさえ思った。

促されて、教壇の前に立つ。少しも動揺することなく彼は話し始める。
「父母の仕事の関係でこちらに越してきました。一学年目の時期も僅かでしたので3学期までは向こうでとも考えたのですが、両親の負担も鑑みて、また王武中央は専科に富み優れていたので編入させて頂きました。これからの2年間、どうぞよろしくお願いします。」
「はいっ」
アスランが礼をし終えたので、速攻でカガリが元気よく手を上げる。無難に終わらせようとしたアスランの視線をカガリは受ける。
ラミアス先生がくすくす笑いながらどうぞという。
「さっきは『こんな』とか言ってごめん!」
クラスがどっと笑いに包まれた。



目を細めて微笑む・・・なんとも秀麗な・・と共に、がり勉には違いないから、いいよと言い返され、揶揄されたカガリはめずらしく赤くなり周りにさらに笑いが起こって・・そんなホームルームが終わったあと、直に授業が始まって、午後の昼休み。
「お前、・・もっと早く転校してこいよ・・。」
四時間目の体育を他の女子と一緒に見ていたカガリは恨めしそうにぼやく。
昼食を終えて雑談しているところをカガリはアスランを捕まえて、さっきの質問紙をプライバシーが関わんなさそうな部分だけ選んで返事をもらう。
適当に応えると『私が』後で怖いからちゃんと応えろと脅してきた(笑)ので回答に関しては正確性があるはず。
体育はサッカーをやっていたが、スピードの乗ったボール回しはうちのクラスのサッカー部員が舌を巻いた。
「そしたら球技祭も勝てて三冠だったのに~」
三冠っていうのは球技祭・校内陸上競技大会・体育祭のクラス対抗リレーを制覇する事らしい。
「とりあえず、3学期の期末テストはアスランに聞こう。数学。」
メモメモと・・ガサツそうな性格の割りに綺麗な文字で分厚い紙の束に書き込みをしている委員長。
さっきの謝罪のあと、名前と「委員長やってるから、わからない事があったらなんでも聞けよな!」と声量のある声が内容雄雄しく教室に響いた。
しかも『お前』だの『アスラン』だの初対面だとは思えないほどめまぐるしく呼ばれるのに嫌悪感の抱かない不思議な・・女の子。
今までにない女子だなというのがアスランの最初の印象だった。
彼女の友達は、今までどこかしらにはいたタイプで苦手だ、と思うのに。


放課後、
部活動に入る予定は無かったので、この学校の特色である先生の研究室を訪ねてみた。
臨時の数学教師を担当しているシモンズ先生の機械工学はザフトでも有名で、アスラン自身も研究の報告書の断片を見たことがあった。
なんで大学の研究室に入らないのかが不思議なくらいだった。
理由はあっさりっ答えてくれて、王武中央は家からも近いしお子さんがいるから学校の先生をしている方が融通が聞くらしい。どうしても欲しいと思うものは世の中にいないとわからないとも。

シモンズ先生も「こんなところに来るのはテスト前だけで、あとは青春を謳歌しなさい」と苦言を頂きつつ研究室を後にして教室に戻ると生徒は誰も残ってはいなかった。

ぱーんっと高らかになる音が窓のむこうからした。
それはアスランも知っている。

校庭では陸上部が練習していた。
その音と共に走っている選手は、・・・アスランのクラスとなったクラス委員長。
金色の髪がキラキラ光って、眩しい。
 彼女は陸上部員なんだと・・・心の中で呟いて何故か温まる。
そして、速い、という評価。
出たタイムに大はしゃぎしているのが見えて・・、彼女らしいなと思った。その様子から多分タイムが良くなかったら、地団太を踏むのだろう。なんとなく予想できた。

鞄に彼女から頼んでもいないのにくれた3学期のノートのコピーを詰めこむ。期末テストをあてにしているんだろうという目論見がそのままの目論見だという事が良くわかって・・・受け取る気持ちになった。  
今日、帰ったら読んでみようと思う。字も女子の字のような丸い字でもなくさっぱりとして読みやすいかったから読んでみたいと思った。 
時々はしばしにある落書きは先生がどんな先生なのか良くわかって面白い。

いままでだったら、そのノートのコピーにある目論見より、恋愛方向への期待の方が大きくて・・・。そんなのが一切みえないのが心地よい。
バレンタイン同様にその借り貸しが厄介なものだったから。
 
居心地のいい彼女の心遣いによってこの学校に早々に馴染めた。


















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