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学パロアスカガ続きです。





第二章  彼女と彼女の弟と弟の親友ポジション



「・・アスラン?、・・ど・・どうしたんだ?!」

カガリは、部活動を終えて自分の家に帰ってきた。ヤマト家・・、父と母と双子の弟の四人家族。
父親はサラリーマンで母親は専業主婦の典型的な一家で・・のはりには優秀な双子たちなのだが。
夕飯を食べているアスランの存在にカガリは声を上げた。
カガリはいつものように20時を回っている。
「アスランってほとんど一人暮らし状態だって言うから、母さんが勧めたんたんだよ。」
 目の前に座っているのは双子の弟のキラ。
「それはいいけど、なんでキラの友達になってんだよアスラン。」
「それ、姉の言葉なの・・?」
 あんまりじゃないとキラはぼやく。キラとアスランは2年のクラス替えで同じ理系Aになり同じクラスになった。その事は当日に聞いていた。
そのクラス替えから3日後、割と人見知りする弟が、友達を家に遊びに呼ぶということは相当アスランとは気があったのだろう。
カガリは理系女子クラスと言われ生物化学が主体だ。男子はもちろんいるけれど、三分の一は女子になる理系クラス。
理系Aは大抵男子クラスになった。トップクラスの理系組み。
「少しは声かけた僕に感謝してよ、アスランとクラスが別々になることを寂しがってたくせに。」
「なっ・・っ、ちょ・・っ、誤解招くような言い方すんなよ!」
すぱーんっと頭を引っぱたいていく乱暴な姉はクラス替えなんて寂しいに決まってるだろ!と叫んで自分の部屋がある二階に駆け上がった。
「・・・・、アスラン・・こんな凶暴な姉のどこがいいの?」
「お前がそういう、余計な一言を言うからだろう。」
「絶対それ・・欲目だとおもうけど。」
たった3日で弟のキラに見破られた。アスランだってこの気持ちに気が付いたのだって1週間前なのに。自覚した気持ちに折り合いがつかなかった春休み、もう、ほとんど喋れないだろうという辛さに苛まれた。
一時の迷いとしてじきに忘れる・・とも今までの自分を思うと思ったが、逆に忘れられてしまうとも思った。
勝手な話だが後者が辛いと思った。


始業式当日、クラス替え表は当然ながらクラスは別々で重い足取りで新しい教室へと向かった。
が、何も始まってない関係に希望は繋がった。不幸中の幸いか彼女の弟がクラスメイトで友達になった。
それもかなり気が合う。アスランがくるまでは1位だったらしいキラがのほほんとそんな事は置いておいてカガリのことを持ち出してアスランに声をかけてきた。興味を持つ分野が同じな上、控えめな性格が安心させた。その上カガリの話が出来る弟の友達ポジション。
一見真逆な双子だが周りを安心させる雰囲気はこの姉弟はあるので自然馴染んだ。それが双子だからかどうかはわからないけれど。話題に事欠かない彼と話をするのは面白かった。
 


・・・一年の終業式の日、カガリは物凄く泣いていて、どれだけ楽しかったのかが見ていてわかった。
とんとんとカガリの背中を叩いて慰めている男子生徒がいる。
そいつはカガリが仲良くしている男子生徒のなかで一番仲がいいアフメドだった。
カガリが好きで中学の頃告白したこともあったらしい。結局付き合っていないけれど、はたからみていても仲が良かった。転校してきた自分にも気さくに話してくれて悪い奴じゃなかったから妬みきる事も出来ない。
そもそもアスランに資格が無い。
・・・カガリが前に言っていたようにもう少し早く転校して来ればよかったと思った。
そしたら・・、あの役目は自分がなれたかもしれない。 
その肩を体ごと抱きしめる事が出来たかもしれない。
 

琥珀色の瞳からパラパラと大粒の涙を零しているカガリは綺麗で・・、彼女を慰める事ができる・・・カガリと時間を共有した彼女の仲間に




・・・嫉妬した。























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