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admin
こころにせせらぎが欲しくて・・(今日・・休日なのに・・7時間ほど会社にいたので)。

ごめん今日の分取り返すからかたかたしてていい?と相方に。

あと1時間ぐらいしたらねます・・・。









「飲み物ついでにあれを乗らないか?」
休めるし高いところは好きだろう?と誘ってみる。
観覧車天辺の逸話は、大々的に謳っているのでカガリも知っているところだが・・・。
ちらりカガリを見やる。
恋人同士が観覧車の最上部でキスをすると永遠の恋になります的なものなんだけど男女以外に乗りにくくならないのだろうか、とか、まだオープンして間もないのに証明はどうするんだとかが、もともとのアスランの心情だ。
だが好きな子と来るのにこれほど心が躍るとは。
やっぱり今までの自分と自分の気持ちがついてこない。
第一に俺達の間にそれはまだ無いのに。
「ナイスアイディア!いくいく!」
さっきまでげんなりしていた表情がぱっと輝く。ほんとにくるくる表情を変えるなあと、アスランの瞳も楽しげな色を乗せた。


「わーすごいなー。」
観覧車の大きさに感嘆する。フリーパスを買っているけど、順番待ちですぐ回ってきそうだが並んでいた。
ジュースだけでなくドーナツを買ったカガリは上機嫌だった。
お昼ごはんはケバブにしたので甘いものが食べたくなったらしい。
ケバブが大好物だというのも要領の広い脳に間違えなく書き加えて保存済みだ。
「上からキラとラクス見えるかな。」
「案外同じタイミングで乗っているかもしれないぞ、20分も乗ってるんだし。」
「むしろ何周もしてそうだな。」
 ラクスはフレアのワンピースを着て来てた。そうそう何回も激しいのには乗らないだろう。あと二人のマイペース差は自他ともに認めるところだ。
ぷっっとお互い想像に至ったためふきだした。キラとラクスの話になったので思い出したかのようにカガリが質問してくる。
「待ち合わせ時間何時だっけ?」
「16時だよ。」
「じゃあ丁度いいかもな~降りるときが。」
「まだ乗りたいりないか?だったら17時に変更できるだろうけど。」
本当はアスランがもう少し二人きりでいたい、というのを締めていたが、カガリなら遊び足りないかもしれないというのもあるはずだ。思い込んで口にして見る。だが、少し返事に緊張した。
うーん、ソレもいいけれど、とカガリ自身もその気だけれど、返ってきた言葉はそれ以上だった。
「夕飯一緒でもいいけど、だったら二人だけにしてあげたいしな~、邪魔したくないし、私はパレードは興味ないけど二人は見たいだろうし。あ、お前、パレードみたい?。」
みなくていいです。本心で即答した。
カガリがそういうと思った!と破顔する。。
「じゃあ、一回落ち合って、それからまたキラとラクスと別行動しよう。」
「了解。」
これも願った事だから即答した。

これでこの後も一緒にいられる・・と思ってアスランの心は満足していたのだが、会話は続いた。

「・・でも、・・・アスランはそれでいいのか・・?」
カガリが改まって聞いてきた。




こちらに足をかけて乗ってくださいね。・・それではお二人の良い時を・・。
という恋人限定のパフォーマンスを受けて乗り込んだ。
動いているものに乗るわけだから一度会話は中断した。
アスランもカガリも乗るのにてこずる事も無く、受けたパフォーマンスの意味をそのまま受け取ったカガリと、言葉の裏側を読み取ったアスランと分かれるのだが・・。
カガリが手に残っていたドーナッツを食べきってあらためて聞いてくる。
「今日、ほとんど私の希望通りに連れまわしちゃったけど、お前、大丈夫だったか?」
「え?」
アスラン自身は大満足なので何も今日のところは不満はないから良くわからないといった声が出る。
「あ、いや、私はさ、女子友達とくるとこんなに激しいのばかりにさせてくれないし、大人数で来ると乗れるものが限られてくるし、すごく楽しかったんだけど、おまえはそもそもそんなにのりたくなかったかもだし、へんに噂されたりしたらお前が迷惑だし、お前に好きな奴とかいたらやっぱりこの状況は迷惑だし、そこのところを大丈夫なのかなって。」
前半はアスラン自身を気遣ってくれているのだが後半は冗談じゃない。誤解されたらたまらないのではっきり否定しておく。
「乗り物に乗りたくなかったら初めからチケットを受け取ってないし、キラにカガリのペースに付き合うようにも言われていてをそれを了承の上できているから。」
「・・キラ・・そんな事言ったのかよ・・・。」
「妹の喜びを奪わずに恋人も楽しませて、満足してるんじゃないか?」
「・・・私のほうが姉だ。」
「え、そうだったのか?」
「戸籍上もだ!」
「わかった、それで、付き合っている人は今いないし、別にカガリと噂になっても嫌な気持ちはしない。むしろその点で迷惑かけそうなのは多分俺の方。」
うぬぼれでもなんでもなく。過去の経験。
「あ、うちの学校その辺優しいから大丈夫だ。」
「・・そこはほんとに驚いているよ、俺。転校して来て思ったけれど。」
学校自体もそうだけど、やはりカガリとキラとラクスがいるからなおさら平気でいられるような気もする。

「・・あのさ・・じゃあ・・・、今日、楽しかったか・・?」
カガリが躊躇いがちにアスランを伺う。
う、っと言葉が詰まり、カガリの表情を可愛いと思うのはもう今日何百回目。



おりしも観覧車は最上段まで来ている。


乗ったときのパフォーマンスとこの観覧車のキャッチフレーズがアスランの頭によぎる。



「・・・ああ、この後の時間も楽しみにしている。」



その腕を引きたかったが引かず、



その身体を抱きしめようとしたが、抱きしめず、



フレーズどおりキスを・・
それも実行せず。

だけど、





・・カガリが最高の笑顔をくれた。




















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