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アスカガパロ小説です


雨宿りしていた文房具屋さんのところから少し歩いたところに十字路が現れる。
まっすぐ行くのがアスランの家で、左に曲がるとカガリとキラの家だ。
区画が二つ違うのだが、同い年だったのと近くに公園があるので3人はよくそこで遊んでいた。
カガリが何しようこうしよう!を決めていてそれが大体木登りだの虫取りだのザリガニ釣りだのブランコでジャンプしたりと、男子顔負けの遊びを求めていた。
キラは危ないからやめようと半泣き状態で、それをなだめつつカガリを見守るのがアスランだった。
木から落ちてアスランを下敷きにしたことは今だって忘れない。

高学年になってからカガリが水泳部に入ったため、カガリがとアスランが会う機会は減ってしまった。
キラとアスランは5年、6年ともに同じクラスだったのでまだ毎日のようにアスランが家に来ていたけれど。
それも、アスランが私立に通うことになったので3人は中学以降ではばらばらになってしまっていた。

実際に最初部活に入ったのはカガリ自身が最初で、もちろんばらばらになりたいからじゃなくてほんとにやってみたいと思ったからだった。アスランもキラも反対はしなかった。
でもそれなりにきっかけになってしまったのかもしれないなと思うと説明の仕様がないもやもやがして。
このまままったくはなせなくなるのかなあと思うと切なかった。

だけど高校になってから気がついたのだが、キラとアスランは示し合わせて同じ高校にしたようだった。
というより二人の学力でいけばその高校が最高峰の学校だからかもしれないけれど。
男同士っていいなあとか、キラだけでもアスランに繋がってくれてるのが嬉しい・・、少し打算で自分も遊びに来たときぐらい話せるといいなとか思っていた。
でも入学して半年しているのだが、一向にアスランは昔のようにうちには来なかった。
どちらかというとキラがレポート理由にアスランの家に行くほうが多くなった。
なんとなく、家にいってはだめそうな気がしたので、あえて羨ましがらなかったけれど。

ちょっと凹むことを思い出すが振り切って会話を続けようとする。
今日アスランがここにいて、キラはカラオケ・・ということは、相変わらず

「アスランはカラオケ言っていないのは、相変わらず苦手なのか。」
「得意になる機会があればいいんだけどね。」
「習うより慣れろ、じゃないのか?」
「効率悪くないか、それは。」
「キラなんかだいたいそうだぞ?」
「それは君もだろ?」
そんな事ないぞ!と笑う。
ちょっと間傘は持たせて貰えたけど、何時の間にか取られていて。
十字路も左に折れてくれた。


















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