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一応完結(笑)

だって、自分の妄想だから際限がない。その片隅の物語。









シャワーを浴び終えたカガリが、自分と話し込むために持ってきた余興の白のワイン。
それはテーブルにあるグラスに空けた様子もなく、氷だった水の中に横たわったままになっていた。
「・・・。」
アスランにとって冷たい沈黙が襲う。
情動のままにカガリをかき抱いて、後悔した事がないことは一度も無い。
嫌がるカガリの理由はいつだって一つだからだ。
前にキラに教えてもらった。
国も恋も選べるようになるまでは、恋なんてしてはいけない。
そう決めていると。
だけど、1年とまでは行かなくても久し振りに彼女に再会すると、切なさだけがつのって歯止めがきかない。


ベッドの、自分の横でまだ余韻が消えないカガリは肩を震わせている。

触れると逃げようとして、それは戒めのせいで理解はしても、離したくはない。
・・・このまま抱きしめていたい。


・・明日は、カガリはたくさんの人にお祝いされる。
パーティーでなくても、不特定多数の人たちに声をかけられ、喜びを祝う。
軍隊に行けば、軽い感じで君にハッピーバースデーの歌が歌われるだろう。



今だけは、


二人だけの君の誕生日






抱きしめていると不意に背中を向けていた彼女が自分側に向こうとしてくれる。
一度軽く腕を緩めて、受け入れると腕に収まってくれる。
彼女の身体は、柔らかくて・・・、暖かい。
この暖かさが自分も有るのだろうか。有るのなら、伝わっているだろうか。
そんな思いのまま、また強く抱きしめると、カガリが自分の腕も回して、同じぐらいの力で抱きしめてくれた。



まるで返事をしてくれたかのように。







大事なものを無くした時、君がそばにいてくれた。君が話してくれた。
それは奇跡に近い君の存在。



君が生まれた事を感謝して。





















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